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業務システムを未導入、または老朽化したまま放置していませんか?

中小企業の多くが、Excelや紙ベースの管理、もしくは古いシステムを使い続けています。

「現場で業務が回っているから今のままで十分」──そう思われる経営者や担当者もいらっしゃるかもしれませんが、非効率な作業フローデータの活用不足など、実は見えないコストを大きく抱えている可能性があります。

本記事では、業務システムを導入するメリットとデメリットを整理しながら、なぜ中小企業にこそ導入が必要なのかを解説し、具体的なDXの取り組み事例や業務改善アイデアもご紹介します。

1. 中小企業が業務システム導入で得られるメリット

1-1. 脱Excel・ペーパーレスで大幅な効率化

紙での管理やExcel入力をベースに業務を回していると、二重入力集計ミス情報共有の遅延などが発生しやすくなります。

業務システムを導入すると、データが一元管理できるため、リアルタイムで共有検索分析が可能になります。ペーパーレスが進むことで書類保管スペース印刷コストの削減にも繋がります。

例えば、在庫管理をExcelで行っていた製造業のA社では、クラウド型の業務システム導入により、在庫データをリアルタイムで閲覧できるようになり、入出庫のミス受注時の確認作業が大幅に削減されました。

1-2. 属人的な業務フローを標準化できる

中小企業では、ベテラン社員の「頭の中のノウハウ」で業務が回っているケースも珍しくありません。

業務システムの導入によって、標準化されたワークフロータスク管理をシステム上に落とし込むことで、担当者の異動や退職による業務停滞リスクを下げられます。

特に業界標準とは少し異なる仕様の業務フローを運用している企業の場合、オーダーメイド(スクラッチ)開発などで、細かい要望を盛り込みながらシステム化するのも有効です。

1-3. OCRなどの自動化機能で手作業を削減

最近では、OCR(Optical Character Recognition=画像による文字認識)を活用することで、紙の伝票や請求書を自動読み取りし、システムへデータを直接取り込む取り組みが進んでいます。

手作業による転記ミスや入力の手間を大幅に削減できるため、担当者の生産性向上に直結します。

加えて、AI-OCRを組み合わせると手書き書類の読み取り精度が高まり、人間による確認作業の負荷も軽減できます。

1-4. DX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩

業務システムを導入し、業務データを可視化・共有できるようになると、そこからさらにデータを分析して、経営判断の精度を高めたり、新しいサービス展開の検討が可能となります。

これこそがDXの入り口であり、競争力を維持・強化するために不可欠な取り組みといえるでしょう。

2. 業務システム導入に伴うデメリット・課題

2-1. 初期費用・ランニングコストの増加

パッケージシステムでもオーダーメイド(スクラッチ)開発でも、導入コストはどうしてもかかります。

特にスクラッチ開発の場合は、一からシステムを作るため、要件定義やカスタマイズ量によって費用が高額になる場合も。

ただし、業務の大幅な効率化ヒューマンエラー削減により、その後の人件費やミスコストを抑えられるため、長期的なROIを見込むことが重要です。

2-2. 社内教育と運用サポートの負荷

新しいシステムを導入すれば、社員の操作習熟や、運用ルールの整備が欠かせません。

Excelや紙ベースになじんだ従業員が多い場合、最初は抵抗を感じるかもしれません。

しかし、システム導入の目的やメリットをしっかり共有し、必要な研修やマニュアル整備を行うことで、現場レベルでシステムを使いこなすことが可能になります。

2-3. トラブル発生時のリスク・保守体制

システム導入後は、定期的な保守アップデートが必要です。

特に、オーダーメイド(スクラッチ)開発では、開発会社や担当エンジニアの技術力・対応力がシステムの安定稼働に直結します。

事前に保守サポートSLA(サービスレベルアグリーメント)を確認しておくと安心です。

3. パッケージシステムとオーダーメイド(スクラッチ)開発:どちらを選ぶ?

3-1. パッケージシステムの特徴

  • 導入スピードが速く、初期費用が比較的安い場合が多い
  • 標準機能が充実しており、会計ソフトや電子決済システムとも連携がスムーズ
  • サービス業やEC、電子決済などの領域では既に多くの実績がある
  • カスタマイズ範囲に限度があるため、特殊な業務には対応しづらい可能性

サービス業や電子決済+会計連結での活用例

例えば、POSシステムやオンライン決済サービスを導入している店舗・企業が、会計ソフトへ自動連携することで、売上データの入力作業を減らし、経理業務を大幅に効率化できます。

パッケージ型ソフトウェア同士の連携は、比較的スムーズに進めやすい点が大きなメリットです。

3-2. オーダーメイド(スクラッチ)開発の特徴

  • 自社の業務フローに完全フィットするシステムを構築可能
  • 不要な機能がないため、運用効率UI/UXにこだわりやすい
  • 社内独自の仕様や業界標準から外れた業務プロセスに対応しやすい
  • 開発費や保守費がパッケージに比べて高くなる場合が多い

パッケージシステムか、オーダーメイド(スクラッチ=ゼロから開発)か?

他のトピックスで、詳細をご説明しています。こちらのページもご覧ください。
パッケージシステムとオーダーメイド(スクラッチ)開発の違い どちらが良いのか?

 

4. 業務システム未導入企業におすすめの具体的DX化アイデア

4-1. 電子申請ワークフロー(システム上で承認)の導入

見積や受発注、稟議などをすべて紙やメールで行っている企業は、電子申請ワークフロー(システム上で確認・承認)を導入するだけで承認プロセスを可視化し、承認待ちの停滞を防ぐことができます。

また、電子データで保管するためペーパーレスにもつながります。

4-2. RPAツールと連携した作業自動化

RPA(Robotic Process Automation)ツールを使い、定型作業(データの転記・ファイル出力・メール送信など)をソフトウェアロボットに任せることが可能です。

業務システムとRPAを連携させれば、受注データの自動集計→請求処理→会計ソフト連動といった流れをほぼ無人化できます。

4-3. 電子契約・eシグネチャの導入

契約書などの書面を郵送し合う作業は時間もコストもかかりがちです。

電子契約サービス(eシグネチャ)を導入すれば、クラウド上で契約締結が可能になるため、取引先とのやり取りも迅速かつスムーズ。

さらに、契約データを自動で業務システムに連携すれば、紙ベースの保管から卒業できます。

5. 導入ステップと注意点

業務システムを導入する際は、以下のステップを踏んで慎重に進めるのがおすすめです。

5-1. 現状の問題点と要望整理

まずは、現行の業務フロー課題を洗い出し、システムに求める機能・ゴールを明確化しましょう。

この段階で、社内各部門(経営、現場、経理、IT担当など)とのヒアリングを丁寧に行うことで、後々の手戻りを防げます。

5-2. パートナー企業の選定

パッケージベンダーやスクラッチ開発会社から提案を受け、見積り比較を行います。

単に価格だけでなく、サポート体制開発実績コミュニケーション力などを総合的にチェックしましょう。

5-3. 段階的なテスト・移行

システム導入にあたっては、小さな範囲からのテスト運用既存データの移行計画が重要です。

Excelとの整合性や、周辺業務との連携を確認しながら、トラブルを最小限に抑えて本運用へ移行します。

5-4. 社内教育・運用ルール整備

新システムに合わせ、運用マニュアル権限設定などを明文化します。

適切な研修や勉強会を行い、従業員がスムーズに使えるようサポートすることが成功のカギとなります。

6. まとめ:業務システムの導入は中小企業の未来を拓く鍵

業務システムの導入(パッケージかオーダーメイドかを問わず)は、属人的な作業老朽化した管理手法から抜け出す大きなチャンスとなります。

もちろん導入にはコストや運用負荷などのデメリットもありますが、長期的な視点で捉えれば、業務効率化データ活用による経営改革へと繋がります。

DX時代において、情報システムを充実させておくことが中小企業の生き残り戦略として非常に重要です。

SIA株式会社のご紹介

私たちSIA株式会社は、中小企業や製造業、独自サービスを展開する企業向けに、短納期・高品質なシステム開発サービスを提供しています。

オーダーメイド(スクラッチ)開発からパッケージシステム導入支援まで、幅広い技術領域をカバーし、DX推進業務効率化に貢献してきた実績があります。

特にPHPやAWSなどWebシステムを得意としており、OCRRPAなどの自動化ソリューションもご提案可能です。

こんなお悩みがあればご相談ください

  • Excel管理からの卒業やペーパーレス化を進めたい
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