AWS とは? AWS で スマホアプリ の開発を加速させる

 Web 関連のネット記事を読んでいると AWS と言う語句を目にされる方も多いかと思います。
ただ、 AWS が具体的にどういうものか、どう便利なのか、理解できなくて分からないという声を多く聞きます
そこでこの記事では AWS の概略とスマホアプリ開発に採用した際のメリットについて説明します。

 

1.そもそも AWS とは?

 

2. AWS を使用するメリット

・メリットその1:運用・管理の負荷が小さい

・メリットその2:サーバースペックのコントロールが自動

・メリットその3:安心のセキュリティとサポート

・メリットその4:本質的な作業に集中し、サービスを早くリリースができる

・メリットその5:スケールしやすい

・メリットその6:必要なサービスのみ選択できるためコストが抑えられる

・メリットその7:常にパフォーマンスが高い状態を保てる

・メリットその8:最新トレンドへのキャッチアップが容易

 

3.まとめ

1.そもそも AWS とは?

 AWS (Amazon Web Services=アマゾン ウェブ サービス)は、
Amazonが提供するWebサービスの総称です。
 AWS は、世界の幅広い人々に採用されている、包括的なクラウドプラットフォームで、
コンピューティング、データベース、ストレージなどから、
最新鋭のAI、IoTなどのテクノロジーに至るまで、さまざまなサービスを提供しています。

クラウドベースであるため、システムに必要なさまざまな機能がサービス化されており、
社内に大きなリソースを持たなくても、 AWS というサービスの中で必要な機能だけを選んで利用することが可能です。
例えば、さまざまなアプリケーション用に設計されたデータベースが提供されているので、
ジョブに適切なツールを選べば、ベストなパフォーマンスを実現できます。

 AWS はAmazonという大手のサーバーがベースとなっているため、
安定性が高いことから、多くの国の個人ユーザーから大企業や政府機関まで、
何百万というお客様が AWS を使用しています。 

 

2. AWS を使用するメリット

ここからは AWS の概要を説明しつつ、そのメリットをご紹介します。

 メリットその1:運用・管理の負荷が小さい

 AWS を利用して スマホアプリ 開発を行う場合、サーバーや回線などを自社内で環境を構築する必要がありません。
また、 スマホアプリ の運用環境を管理する必要も、専任の管理者を置く必要もありません。
そのため、開発時の設備購入や、運用開始後の人員確保も不要です。
自社でサーバーを用意し、ネットワーク機器を導入してアプリ開発することに比べると
AWS を利用した スマホアプリ 開発は運用・管理の負荷が小さいというメリットがあります。

メリットその2:サーバースペックのコントロールが自動

  AWS を利用した スマホアプリ 開発はサーバースペックのコントロールが自動で行われるメリットがあります。
一般的なサーバーは利用する容量に対して余裕を持ったものを用意したり、
そのようなレンタルサーバーを契約しますが、 AWS は低コストで運用できるようにするために、
容量をモニターする仕組みがあり、サーバースペックを自動的にコントロールする機能を持ちます。
そのため、ユーザー側で設定したり、契約しなおしたりすることなくサーバー容量が自動調整されます。

メリットその3:安心のセキュリティとサポート

クラウドサービスを検討する際に気になるのがセキュリティです。
  AWS は、各国でオンラインショッピングモールを扱うAmazonが
自社のサーバーとして利用していたものを AWS として提供しているため、
Amazonの高い品質のセキュリティがそのまま使えます。
そのため、高いセキュリティレベルで使用可能です。
つまり、 AWS を利用した スマホアプリ 開発はセキュリティ面で負のリスクが低いと言えます。

メリットその4:本質的な作業に集中し、サービスを早くリリースができる

 スマホアプリ は、
「ユーザーに見える機能」と、
「ユーザーに見えないところで動く機能」
の2点を組み合わせて構築が進みます。

「ユーザーに見えないところで動く機能」の具体例を挙げると、ログイン機能があげられます。
これらはアプリケーションにとって非常に重要な機能である一方、
この機能によってほかのアプリケーションと差別化を生むものではなく、
ユーザメリットに直結するものではありません。
また、同じ機能はほかのアプリケーションにもあります。
 AWS の提供する開発プラットフォームである Amplifyを持ちいれば、
これらの機能を簡単に実装することができます。
汎用的な機能、使いまわしのできる機能を利用することで、単に開発期間が短縮できるだけでなく、
そのアプリやサービスの特徴となる部分にエンジニアの人員を集中投入でき、
ユーザーへの価値の提供や競合との差別化を進めることが可能になります。

メリットその5:スケールしやすい

社内にサーバーを構築する場合、アプリのユーザー数や利用回数、
使用容量をあらかじめ見積り、サーバーを選ぶ必要があります。
ユーザー数が当初の想定を超えた場合、サーバーを増設する必要も出てきます。
一方、使用容量が予想を大きく下回れば設備が無駄になってしまいます。
インフラに明るいエンジニアであってもこれらを正確に見積もり、
適切に切り替えを行うことは容易ではありません。

 AWS が提供するAmplifyでは、使用するバックエンドはサーバーレスのサービスで構築されており、
スケールアップやスケールアウトが容易です。
したがって、サービスの成長に伴い、実装の方式やバックエンドを再構築する必要はありません。
このように、スケーラビリティやキャパシティプランニングに使う時間を最小限にすることができます。

メリットその6:必要なサービスのみ選択できるためコストが抑えられる

 AWS は、仮想サーバーをはじめ、非常に多くのサービスを提供しています。
幅広い分野のITリソースやWebサービスなどから、必要なサービスのみを必要なだけ選択できるのです。
繁忙期の時期に限りリソースを補強する、
また、閑散期であれば必要最低限のサービスだけに絞る、といった使い方ができます。
使用したいサービスのみを確保できるため、機能を持て余すといった無駄がありません。
このようなサービスの柔軟性が、 AWS の大きな魅力といえるでしょう。

また、 AWS は初期費用が無料であることに加えて、
従量課金制を採用していることもコストの抑制につながります。
従量課金制は、サービスの利用時間や通信料などに応じて費用が変動する料金体系です。
つまり使った分だけ費用が発生するため、余計な費用がかからずコストの削減につながります。
その時々のタイミングによって、必要な機能を追加または停止させることも可能です。
時間単位で課金されるため、サービスの検証にも活用できます。

メリットその7:常にパフォーマンスが高い状態を保てる

 AWS のサーバーは世界の11エリア・地域に設置されています。
ユーザーに最も近い拠点からサービスを提供しているため、
ユーザーは常に高いパフォーマンスを維持したままサービスを利用できます。
さらに、定期的にハードウェアが更新されているため、
すぐに利用することができ、開発業務に集中できます。
また、 AWS は各サービスにデフォルトのクォータ(制限)があり、
このサービスクォータで設定されている制限値をチェックできることも、
パフォーマンスを向上させているといえるでしょう。

メリットその8:最新トレンドへのキャッチアップが容易

インターネットを使った技術やサービスは移ろいが激しく、これからどれが主流の技術になるか、
3、4年先も廃れることなく残っているか開発段階で判断することは
発注する会社はもちろん、開発会社においても予想するのは困難です。
その点、Amazonはインターネット上のトレンドを作る側でもあるため、
AWS を使用しておけば新たな技術やサービスの流れの最先端を知る機会や、
恩恵を受けられる可能性が高くなります。

 

3.まとめ

この記事では AWS の概要とそのメリットを解説しました。
 スマホアプリ の開発を検討する際に社内のリソースを使って設備を構築し、運用するのか、
それとも AWS を利用するか悩まれたら、この記事を参考にしてみてください。

 

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