AI・人工知能 における システム開発の流れ

SIA 未来予測事業部 システム開発の流れ

AI(人工知能)のシステム開発は通常のシステム開発と 流れが異なります

 

AI・人工知能開発に関する開発フロー=AIモデルを作る工程は、通常のシステム開発とは異なる部分があります。ほとんどのソフトウェア開発では、「システムの最終形」や「操作画面のデザイン」など、完成物が具体的に検討され、その完成に向けて開発プロセスが流れます。

 

それに対して、AI開発においては、「具体的な方針を作り開始するものの、その到達点が100%」になるとは限りません。これは「AI」がブラックボックスであり、エンジニアであってもその「結果」を導き出した条件・状態「なぜ?」を説明できないからです。

 

エンジニアが理解できるのは、このようなデータをこのようなパラメータで機械学習することで、「過去のデータと照らし合わせて、誤差の少ないモデルが出来ました」というプロセス・事実となります。この誤差も求められるAIによっては、0%になることは非常に困難です。0.01%などの誤差になるように、いただける時間・予算の限り、繰り返し試行錯誤を行うことになります。

 

もちろん、精度の高い(誤差の少ない)モデルを作るためには、データ解析やプログラミング、AI技術に関する知識と経験という広範囲なエンジニアのスキルが求められますので、だれでも作業を繰り返せば遂行できるものではありません。

AIシステム開発においては、「データアナリストによる繰り返されるデータの調整、パラメータの調整、それによる誤差の少ない精度の高いモデルの作成」が「ご依頼いただく範囲」となります。しかしながらモデルだけでは、運用できません。

SIAではこの完成したモデルを SAC = (SIA AI CLOUD)へログインしてご利用いただくか、WEB-APIとしてご利用いただく2つの運用パターンでの提供までを受注範囲とさせていただきます。これらの利用画面、外部インターフェースを備えることにより、やっとAIをご利用いただくことができます。

 

※弊社へのAIシステム開発のご依頼におきましては基本的には、ハイパーパラメータ(モデルを作る際の各種パラメータ)、データの加工方法等、ノウハウに関係する情報の納品は行いません。完成したモデルは、上記クラウドサービス SAC のご利用、または WEB-API 経由でのアクセス・ご利用をしていただきます。ご了承ください。

 

AIシステム開発 人工知能システム開発 運用はSIA

AI(人工知能)システム開発 お仕事の流れ・プロセス

私たちSIAでは、下図のプロセスにてAIシステム開発を行っております。 弊社も、お客様もまだ経験の少ないAIシステム開発ですので、その都度ご相談をさせていただきながら、可否やどこまで進めるかも含めて、最適なプロジェクトになるよう勧めさせていただきたいと存じます。このため、場合によっては途中で中断する、またスケジュールを延ばしていただくといった判断をしていただく場合もございます。何卒ご理解いただきたく思います。

AIシステム開発 人工知能システム開発 手順 ワークフロー

精度をあげる(誤差を少なくする)とは?良いAIモデルを探し続ける

ディープラーニングで作成される「モデル」の善し悪しは、誤差(Loss)と正確さ(Accuracy)で示されます。以下のように、データの精査、選定、ノイズの除去から、繰り返し学習の実行をおこない、誤差の少ない、正確なデータ・設定パターンを探します。場合によっては1ヶ月から2ヶ月程度かかる場合がございます。

AIシステム開発 人工知能システム開発 ビッグデータ

学習に使うデータの精査

どのようなデータを使うか。新しいデータ列が必要か。データにノイズはないかなどを解析します

tensorflow keras lossをゼロへ

学習を実行します

適切なデータで何度(epoch)も学習させると Lossが減少します。Lossを極限まで下げるパラメータ変更を繰り返します

AIシステム開発 人工知能システム開発 ハイパーパラメータ

様々な設定で繰り返す

データの選定 ハイパーパラメータの最適値を探します。場合によっては数万通りのパターンを試します

AIシステム開発 人工知能システム開発 ハイパーパラメータ 誤差 loss accuracy

最適なモデルを模索します

Loss≒0 & Accuracu≒1 を目指し、データの精査から繰り返します。

このページの情報は、わかりやすく説明するために、内容によっては説明が不足していたり、厳密には異なる技術表現が含まれている場合がございます。

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